2008年5月29日木曜日

「こしらえる」

ここ3日ほど、風邪ひいて、家で寝てました・・・。

ほとんどなにもできませんでしたが、
児童書を何冊か、読み返すことができました。
おもしろかったし、なにより、勉強になりました。
何が勉強になったかっていうと、
よくよく見ると、文の細かいところの言葉づかいが、効いてるんです・・・!

たとえば、安房直子さんの『夢見るトランク』。
北の町のかばん屋さんのお話です。
主人公は、かばん屋さんですから、いろいろなかばんや、おさいふを「つくる」のです。
この「つくる」という動作が、しばしば「こしらえる」と、表現されているんですね。

「こしらえる」・・・。

ただ「つくる」と書くより、こう、
手間ひまをかけて、ていねいに、ていねいにしている感じが出るような気がするのは、
わたしだけでしょうか・・・?

全体的に、あったか〜い雰囲気にあふれているこの本。
この「こしらえる」ということばがでてくると、
もう、かばん屋さんの、こまやかな手の動きや、まごころのこもったまなざしが、浮かんでくるようです・・・・・・。

う〜ん、わたしも、読み手のみなさんが、しあわせ〜な気分になれるような、
そんな文章を書けるようになりたいです・・・!!


宮沢賢治の『飢餓陣営』・・・(笑)

賢治週間、まだ続いています。

今日は、『飢餓陣営』を読みました。…立ち読みで(汗)
これは、童話ではありません。戯曲です。
そう、舞台の脚本なのです!!!

名前だけ、専門書で読んで知っていて、
「演劇をやってる者として、これは気になる〜!!」
・・・と思っていた矢先、出会ってしまいました♪

タイトルからして、どれだけシリアスな話なんだろうと思っていましたが・・・

・・・・・・わらってしまいました。

ええ、タイトルどおり、深刻な食料不足におちいった軍隊の話です。
まず笑ってしまったのが・・・隊長の名前。
「バナナン将軍」って・・・(肩書きはちがったかもしれませんが。)

で、その隊長が、胸にいっぱいつけている、勲章が・・・
なんと、全部お菓子でできているんです!!
砂糖菓子です!!

隊長が眠っている間に、兵士たちは相談します。
「このままでは、飢え死にしてしまう!」
「しかし、勲章を食べるなんて・・・」
さあ、兵士たちはどうするのでしょうか・・・?!


2008年5月20日火曜日

邪道な?!月光ソナタ

そう、かの有名な、ベートーベンの、「月光」です♪
クラシック音楽の中では、一番のお気に入り。

しっとり幻想的な1楽章。
かれんな感じの2楽章。
駆け抜けるような第3楽章。

楽譜は一通りもっているのですが、
実際にピアノで弾けるのは、1楽章の3分の2だけ・・・。
なんで3分の2かというと、
第1楽章は、主旋律と、三連符(と、いうんでしょうか?)ばかりの伴奏と、低音を長く伸ばす伴奏の3つを、一人で弾くんです。
つまり、右手の指3本で3連符、後の2本で主旋律、左手で低音・・・
でも、手が小さいために、3連符が弾けないのです。
親指と小指が一直線になるくらい広げても、1オクターブ分がやっと。。。
三連符も主旋律も・・・と思っても、音を出す以前に、指がかなりひきつれます。
よって、わたしの月光は、邪道にも主旋律と低音だけ。

でも、3分の2でも、よく響くように、イメージが伝わるように、がんばって弾いてます。
趣味で、ごくたま〜に弾いてるだけなんですけどね。

この曲、わたしは、強弱をつけて、ちょっとドラマチックに弾くのがすきなんですが、
CDやネットラジオで聴いた、プロの方の演奏は、ゆったりおだやか。
そういえば、この「月光」という題は、1832年にルートヴィヒ・レルシュタープが
「ルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」とコメントしたことに由来する・・・と、ウィキペディアにかいてありました。
・・・ということは、やっぱり、おだやかに弾くのが正統派?!

まぁ、人それぞれの楽しみかたがあって、いいですよね!ね!!ね?!

いつか、月のきれいな晩に、この「月光ソナタ3分の2」を弾いてみたいな・・・
近所迷惑にならないぐらい、うまくなってからの話ですけど。

2008年5月19日月曜日

ももいろの夕日


きのうみた夕日。

薄い雲のむこうから、ほんわりと照らす、

やわらかな赤の太陽・・・。

2008年5月18日日曜日

大阪府立国際児童文学館!そして、その危機・・・


今日は、大阪府立国際児童文学館に、行ってまいりました♪

SAORIは、この場所が、ほんとにもう、好きで好きでたまらないのです!!

空がよく見える大きな歩道橋と、緑あふれる道の向こうの、
静かな池のほとりにたっていて、
そこへあるいていくだけで、もう豊かな気持ちになれるのです・・・♪

ついでに言うと、館内にある小さなレストラン、
ここのお料理も、絶品☆
今日食べたハヤシライスなんてもう、舌がとろけそうでした・・・vv

そしてもちろん、児童書と、その研究書、ともに、ここでしか読めないものがそろっているのが、最大の魅力
最新刊から、古いめずらしい本まで、なんでもあり!!!
児童書のみならず、漫画も数多く収集していて、
「貴重な資料を横断的に収集しており、職員の専門性とあいまって、マンガ研究に欠かせない拠点である」
と、第12回手塚治虫文化賞特別賞を受賞したりもしているそうですよ♪

今日の目当ては、宮沢賢治さんについての本!
そう、前の記事の、宮沢賢治週間の続きです。
近所の市立図書館では、ほかの作家の研究書にまじって、ほんの6〜7冊くらいしかなかったのが、
児童文学館では、本棚の一段が、まるごと賢治さんの専門書スペース!!
さすがです〜・・・
童話集も、12巻くらいの全集があって、いままで読んだことのない作品も収録されているんです!!!
やっぱり、さすがです〜〜〜
今日はその全集の中から、知らなかった作品をピックアップして読んでました。
賢治さんの日常のスケッチみたいな作品や、森の風景をもとにした幻想をえがいた作品・・・
なんだか、賢治さんの息づかいを感じたような、そんな気がしました

足を運ぶたびに、新たな出会いがあって、上質な刺激をたっぷり受けられるのです♪
創り手にとって、こうした刺激は、かかせません♪♪

いつか、自分で絵本をつくって、この児童文学館に置いてもらいたいな・・・

・・・しかし、この児童文学館、今、大ピンチなのです!!!
みなさんご存知、大阪府の財政改革・・・
その一環として、大阪府立図書館に吸収合併されるとか、廃止されるとか・・・?!

わたくし、SAORIは、大阪府立国際児童文学館の存続を、強く要求します!!

わたしは、ただただ一利用者として、この文学館に惚れこんでいるわけですが、
新聞や、「大阪府立国際児童文学館を育てる会」会報によれば、
国際児童文学館は、とても重要な児童文学研究機関で、貴重な資料も多数保存されていて、
もし吸収されてしまったら、研究ができなくなる上、資料の価値がわかる人もいなくなって、貴重な資料がばらばらに散逸してしまうのだそうです・・・!!?( ̄□ ̄)
また、図書登録システムの統合にも、多大な手間やお金がかかります。
この文学館では、図書の分類ひとつ取っても、研究という視点から工夫されているのに・・・
無駄であるばかりか、そうした工夫も、無に帰してしまうのです。

よって、吸収されるとしても、実質は廃止同然・・・・・・

わたしは、児童文学館やそのほかの府立文化施設の危機を知ってから、
財政改革についてのニュースを意識して見聞きしていますが、橋元氏は、
「改革をして、のこったものが文化だ」とか、
「存続してほしいなら、一人千円でも出してくださいよ」とか言ってるそうで・・・

あまりにも、乱暴というか強引というか、無秩序すぎるというか、言葉もありません・・・!

わたしは、文化とは、「人を人たらしむるもの」だと思います。
心が豊かであってこその、人間じゃありませんか!

時に弱い立場に追い込まれる文化を、守り育てるのも、政治の役目ではないでしょうか?!
また、格差社会といわれる今、毎日生きていくのがやっと、という方々もいらっしゃるはずです。
それを無視して、万人に文化を享受できるようにするどころか、
逆にその機会を奪うような政策・発言に、深い憤りを禁じえません・・・!!

橋元氏は、公約として、「子どもが笑う大阪にする」ということを掲げていたはずです。
これでは、明らかに公約違反です!!

大阪の文化を、守ってください!!!

大阪府内外のみなさんは、このことを、どう思っていらっしゃるのでしょう・・・?
大阪府へのご意見・ご要望・苦情は、こちらまで↓
https://www3.shinsei.pref.osaka.jp/ers/Uketuke/Form.do?tetudukiId=2008040001

大阪府立国際児童文学館のホームページは、
こちらです↓
http://www.iiclo.or.jp/

2008年5月16日金曜日

水の、きらきら、ぱしゃぱしゃ


わたしは、水がだいすきです。

海・川・湖・池・雨・・・・・・
鏡のような水面、波紋、さざなみ、大きな波から、ちっちゃなしずくまで、
いろいろな表情を見せてくれます。

プールでも、水面のきらめきや、銀色の気泡をながめて、流れを感じながら、
ゆるゆるゆったり、泳ぐのがすき。
今行っている学校には、構内に人工の小川があって、移動中にそれをながめるのもたのしみ。

この前、こんな夢も見ました。
私の家が、なぜか草原のまんなかの丘の上にあって、
その斜面に、雨が降って、透明な小川ができている。
わたしは、その流れのなかを、ぱしゃぱしゃ、ぱしゃぱしゃ歩いていく。
空は夕焼け。
どんなにはしゃいで、水を跳ね返しても、ちっとも流れはにごらない。
どこまでも、どこまでも・・・
夢なのに、ちゃんと水の感触があって、気持ちよかったなぁ・・・


2008年5月12日月曜日

宮沢賢治週間?!

宮沢賢治週間?!とも呼べるような日々が続いております。

宮沢賢治さんの童話集や、その分析(?)を書いた本を読みまくっているのです。
というのも、今度、学校で「自分の興味のあることについて調べて、発表する」という授業があるのです。
だから、半分趣味、といえばそうかもしれません。
作品を読んでいると、きれいなこころが、じんじん伝わってきます。
でも・・・
発表するには、レポートのようなかたちに、まとめなくてはいけません。
文献の専門書を読むのはいいけれど、理論がわからなくなったり、
ちょっとわかっても「うんうん!そうそう!そこがいいのよ〜〜〜!!」とか、
感じ入ってしまって、もはや分析的思考になってません。。。
それなりにたのしいけれど・・・どうしましょう。
宮沢賢治さんの、高い理想や精神について、紹介してみたいんだけどなぁ・・・。

前に書いたちっちゃい劇団、これも、演目が変わって、ことしは「銀河鉄道の夜」をやることになりました!
5年前に、劇団の初公演として上演した作品の再演。
わたしの初舞台でもあり、思い出深い作品です。
で、今、ジョバンニとカムパネルラの絵を一生懸命かいてます。
ポスターやパンフレットに使うのです。
(ちっちゃな劇団なので、なんでも手作りです。それがまた、楽しいんですけどね。)
台本は、かなり脚色されていて、原作とちょっと、というかだいぶ、雰囲気がちがいます。
笑いも盛り込みつつも、切なく、奥深い・・・そんな舞台。
――さあ、これを、A4の2次元世界で、どう表現するか?!
うむむむむ。



2008年5月7日水曜日

さびしさの色合い

数年前よく読んでいた詩集を、読み返してみました。

数年前は、ここちいい、と感じていたはずの詩。
なのに、今読むと、なんというか、すこしさびしすぎるような気がしました。

何も変わっていないつもりでも、変わっていた自分。

わたしは、詩や音楽は、そのときの自分の気持ちによりそってくれるようなものをえらびます。

少し昔のわたしのほうが、さびしがりやだったのかもしれません。
いまでも、さびしい、と思うことはもちろんあるけれど、
こころの色合いが、ほんのすこし、ちがうといえば、ちがうような。

……あの本は、大事にしまっておきましょう。
あのころの気持ちを、わすれないように。

2008年5月4日日曜日

『のしてんてん 瞑想の絵画展』

『のしてんてん 瞑想の絵画展』に、いってまいりました!!

前から、のしてんてんさんの作品は、ホームページで拝見していたのですが、
やっぱり、本物は違いますね…!!

展示は、お寺の境内と、室内のメイン会場の2箇所。

まずは、境内の展示を見て回りました。
境内の木かげや、お堂の前に、たたずむように作品がおかれていて、
風が吹くと、木漏れ日が、作品にさらさらさらさらかかるのです。
自然と溶け合う、絵の世界……
ふたつの世界が、ひとつになるようでした。
前回までは、展示のもようを写真で見るばかりで、
写真からでも、作品の「息吹」が感じられましたが、
今回、実際に足を運んでみると・・・

本当に、ひとつひとつの作品が、いのちを持っている……

そんなふうに思いました。
作品たちが、風や光をすいこんで、
お昼寝しているようだったり、そばの草木と会話してるようだったり、わらっているようだったり……
絵の中に、「こんにちは」と、思わず声をかけたくなりました。
木の枝やしげみごしに作品を見ると、そのむこうに、新しい世界が広がっているように見えて・・・。
のしてんてんさんは、白い箱をよく描いていらっしゃるのですが、
その箱の中には、なにか、とても豊かなものが入っているような気がします。

メイン会場は、入ったとたん、圧倒されました!
…いや、圧倒、というのとは、またちがうかもしれません。
はっとして、それから、大きなやわらかい気配に、包み込まれるような感覚・・・

壁には、大きな作品。床には、小さい作品が波紋のかたちを描くようにおかれていて、
間近で見ると、一筆一筆のタッチから、こう……伝わってくるんです!
あたたかくてゆったりとした空気が、手先からつま先から、全身の神経1本1本にまで、じんわりと沁みわたるようで・・・
感動が、全身に、つたわっていく・・・
なぜか、身体がふるえて、でも、限りなく、心地いい……
その感覚が、「自分」というものの中心に、集まっていく。
そして、あたらしい、強いけれどやさしい、ちからが湧いてくる……

少しふしぎで、そして、すごくすてきな空間でした。
出て行きたくなかったくらいです…

それから、のしてんてんさんご本人と、
すこしお話させていただくことができました〜!!
実はわたし、ものすごい人見知りで口下手なんですが、
のしてんてんさまは、本当に、おおらかであったかい雰囲気のお方で、
おかげさまで、あがってしまうこともなく、楽しくお話できました♪

お会いできて、よかったです…!
ありがとうございました!!

この個展は、今年で10年目で、最終章ということですが・・・・・・
また、行きたいです!!
……と、どうしても思ってしまいます……。

のしてんてんさまのホームページはこちら♪↓
http://www.eonet.ne.jp/~nositenten/